アブラムシの天敵記事一覧

アブラムシには様々な天敵がいますが捕食する昆虫でよく見かけるのはナナホシテントウやナミテントウなどの肉食性テントウムシです。特にナミテントウはナナホシテントウに比べると定着性が高く、幼虫が成虫になっても他へ飛来することなくアブラムシを捕食してくれます。翅の色は黒や茶色で星の色も赤や黄色と個体差が大きいので、違う種類のテントウと間違えやすい種類です。良く見かける体色のパターンは黒地に赤色や黄色の斑点...

アブラムシは気温が低くなるとニラやらっきょうなどの株元で越冬することがありますが、このアブラムシを捕食してくれるのがヒラタアブの幼虫です。ヒラタアブの幼虫はアブラムシを捕食する昆虫が少なくなる冬〜春にかけてアブラムシを捕食する貴重な昆虫です。ヒラタアブの幼虫の数は少なくても冬場のアブラムシは分散することなく一か所に密集しているのであっという間にアブラムシを捕食してくれます。成虫は花の蜜を餌としてい...

アブラバチはアブラムシに寄生する体長2〜3mmのハチで、幼虫がアブラムシの体内で成長するとアブラムシの外皮を利用して丸い蛹(マミー)を作ります。アブラバチはアブラムシの密度が高くなると産卵にやってきますが、密度が高くなりやすい下位葉の裏側でマミーが良く見られます。マミーは幼虫の成長に応じてアブラムシの体色が白っぽくなり、やがて銀色の固い殻となりますが、幼虫が羽化したとも抜け殻は残ります。

ナスの葉毛にこだわるシンプルな塵載せタイプクサカゲロウの幼虫はクワガタのようなハサミでアブラムシやハダニ、アザミウマなどの昆虫を捕食する昆虫です。塵載せ型と呼ばれる種類の幼虫は植物のかけらや捕食した昆虫の食べ残しなどを背に乗せるというユニークな恰好をしています。幼虫が捕食した昆虫の食べ残しを背に乗せる理由はナミテントウなどの捕食昆虫から身を守るためといわれています。培養土に含まれる鉱物好きの塵載せ...