うどんこ病

 

うどんこ病菌はかび系の病気で寄生した植物で増殖するとうどん粉を振りかけたような白い菌糸が葉や茎に現れます。

 

うどんこ病は高温多湿の時期に多くの野菜で発生が見られますが、気温が低い時期でもエンドウやゴボウなどに発生します。

 

うどんこ病菌は生きた細胞から栄養を吸収するので白い菌糸が現れた部位はやがて黄変して枯れてしまいます。

 

 

さやえんどうのうどんこ病は日光が当たりにくい下位の葉から発生して次第に上位の葉へ広がっていきます。

 

さやえんどうは気温が低い時期を経て花を咲かせる冬越し野菜ですが気温が低い時期でもうどんこ病は発生します。

 

特に日光が当たらない北側で発生することが多いので、定期的にプランターの向きを変えて日光が当たるようにしましょう。

 

うどんこ病は交通量の多い道路周辺では胞子が拡散して感染しやすくなるので、うどんこ病に抵抗性のある品種を選ぶことをお勧めします。

 

 

過去の発生例では「トマト・カボチャ・パセリ・ニガウリ」と「ごぼう・さやえんどう」で発生するうどんこ病はそれぞれの野菜間で感染が広がります。

 

葉が茂りすぎると過湿で発生しやすくなるので、トマトやニガウリなどは葉が茂りすぎないように摘葉して通気をよくしましょう。